43巻(2008年)


総 説

アルコールによる脳障害とエピジェネティクス制御機構
石井 貴男, 橋本 恵理, 鵜飼 渉, 館農 勝, 吉永 敏弘, 小野 貴文, 渡邊 公彦, 齋藤 諭, 齋藤 利和
43 (5), 705-713, 2008-10-28
薬物依存者の社会復帰のために精神保健機関は何をすべきか? −Matrix Model と Serigaya Methamphetamine Relapse Prevention Program(SMARPP)−
松本 俊彦, 小林 桜児
43 (3), 172-187, 2008-06-28

企 画 教育委員会からの推薦論文

アルコールによる脳神経回路障害のメカニズムとその修復法の探索:神経細胞・神経幹細胞を用いた in vitro,in vivo 解析
鵜飼 渉, 石井 貴男, 吉永 敏弘, 館農 勝, 橋本 恵理, 小野 貴文, 渡邊 公彦, 渡邉 一平, 白坂 智彦, 齋藤 利和
43 (6), 763-769, 2008-12-28
Conditioned place preference(CPP 法)による報酬効果の評価:揮発性有機化合物および違法ドラッグの特性
舩田 正彦, 秋武 義治, 青尾 直也
43 (5), 691-696, 2008-10-28
アルコール依存症における麻薬拮抗薬ナルトレキソンの作用
加藤 英明
43 (5), 697-704, 2008-10-28
ニコチン依存における組織プラスミノーゲン活性化因子の役割
永井 拓, 山田 清文
43 (3), 151-157, 2008-06-28
薬物自己投与実験法を用いての薬物依存研究
縄田 陽子, 山本 経之
43 (3), 158-165, 2008-06-28
脳切片培養系を用いた依存性薬物の精神神経毒性評価 −薬物依存の in vitro 研究−
中川 貴之, 金子 周司
43 (3), 166-171, 2008-06-28
末梢血因子を用いた精神疾患診断法の進歩 −薬物依存症における脳−末梢関連に関する最新知見−
萩原 裕子, 橋本 謙二
43 (2), 77-86, 2008-04-28
アルコール依存症の分子遺伝学
氏家 寛
43 (2), 87-96, 2008-04-28
薬物依存形成の分子機構に及ぼす神経―グリア相互作用の関与
成田 年, 葛巻 直子, 鈴木 勉
43 (1), 13-18, 2008-02-28
電気生理学的実験法 ―アルコール研究の実験方法としての意義―
天野 託, 橋本 敬輔, 笠倉 亜希子, 成田 年, 鈴木 勉
43 (1), 19-24, 2008-02-28

原 著

アルコール依存症者における異性愛の特徴
菅原 田鶴子, 森田 展彰, 田上 二三夫, 中谷 陽二
43 (6), 770-781, 2008-12-28
ALDH2,CYP2E1 とパーソナリティの関連研究
大塚 幸成, 青木 淳, 岩橋 和彦
43 (6), 782-788, 2008-12-28
Smoking by older adults in middle and southern Japan
HIRAYAMA Fumi, LEE Andy H., YAMAMOTO Sokatsu, ASAI Yuji
43 (5), 714-719, 2008-10-28
薬物問題をもつ家族へのグループ援助の研究 −グループ援助参加者の状態と援助目的の検討−
西川 京子
43 (5), 720-735, 2008-10-28
Hypotensive and hypertensive effects of acetaldehyde on blood pressure in rats
SATOH Yasuo, IDE Yasuo, SUGANO Takayuki, KODA Kenichiro, MOMOSE Yasunori, TAGAMI Megumi
43 (3), 188-193, 2008-06-28
重複障害をめぐる諸問題と統合的治療について −重複障害の罹患者を対象とした集団療法の有効性−
後藤 恵
43 (3), 194-203, 2008-06-28
Alcohol consumption and physical health-related quality of life in older women using the transformation of SF-36 to account for death
FURUYA Hiroyuki, YOUNG Anne F., POWERS Jennifer R., BYLES Julie E.
43 (2), 97-109, 2008-04-28
アルコール依存症患者におけるリポタンパク質代謝の解析
水上 由紀, 岡崎 三代, 臼井 真一, 保崎 清人, 丸山 勝也, 細川 優
43 (2), 110-119, 2008-04-28
薬物乱用・依存の今日的状況と政策的課題
和田 清, 尾崎 茂, 近藤 あゆみ
43 (2), 120-131, 2008-04-28
ICD-10 分類によるアルコール依存症者の身体合併症と性差
篠田 律子, 水上 由紀, 中川 靖枝, 丸山 勝也
43 (1), 25-34, 2008-02-28
Ethanol-induced JNK activation is suppressed via active Akt in hepatocytes
NISHITANI Yoko, OKAZAKI Sunichiro, IMABAYASHI Kiyomi, KATADA Ryuichi, MATSUMOTO Hiroshi
43 (1), 35-43, 2008-02-28
思春期の喫煙開始は成人のアルコール乱用の gateway drug といえるか ―未成年者飲酒問題長期追跡調査から―
鈴木 健二, 木村 充, 武田 綾, 松下 幸生
43 (1), 44-53, 2008-02-28

短 報

アナンダミドによるラット神経性血管弛緩反応に及ぼすエタノールの影響(第 2 報)
工藤 利彩, 羽竹 勝彦
43 (3), 204-210, 2008-06-28

海外留学記

サンフランシスコにおける薬物乱用外来治療プログラム
小田 晶彦
43 (6), 789-796, 2008-12-28